3 Jun, 2005「再会」
■まさか、こんなに早く!?

スフォルツェスコ城の広場から、
Duomoを中心に弧を描いている感じの道をホテル方向に戻る。
道幅が急に狭くなったり広くなったり。
一方通行の出口付近の工事のせいで、細い部分が渋滞している。
その脇をトコトコあるいていたら、
車の窓から手を振る人が視界の隅に入ってくる。
ミラノで車に乗った人から声を掛けられるとは思ってもいないので、
僕じゃ無いだろうと思いながらも視線を向けると、なんとNさんだった。
確かに「またいつか会いましょう」と言って別れたが....(^^;
それから何時間経ったかな?3〜4時間くらい?
サングラスにスーツ姿に変身していて、一瞬誰だか解らなかった。
そういえば、夕方から出掛けるって言ってたなぁ。
一言二言挨拶を交わして再会を祝し(笑)、
お互い逆方向に進む...。

さっきNさんが車で通り過ぎるときに教えてくれた、
買い物するには比較的安くて良い店が並んでいる...という
「ヴェネツィア通り」に出る。
ブティックを始め、様々な店が軒を連ねている。
確かバイク用品屋もこの先だったはずだ.....が、行けども行けども無い。
「あっ!?」
そうだ。駅からまっすぐ街の中心地に乗せて貰って来たつもりでいた。
途中で飯を喰った場所は、一本となりの道だ.....と気づいたときは、
チェックインしたホテルの位置すら通り過ぎていた。

まぁ、今日はもうホテルに戻ろう。
さすがに歩き続けて足が疲れた。
途中でジェラートを買って(デカイ...)歩きながら食べる。
ホテルに戻る前に水とつまみを買おうと思い、
ホテルの並びに小さな食料品店に入った。

夕食は外で食べるつもりだったので、
とりあえずミネラルウォーターのペットボトルを手に取る。
本当は炭酸入りが良かったけど、どれだか解らない。
見ていたら美味しそうで食べたくなり、パックのスライスサラミも購入。
丸ごとのスライスしてないサラミもあり、ホントはそっちに惹かれたけど、
ナイフも無いし、全部一気に喰うのはちょっと.....と、スライスの方で。

ホテルに戻ると、レセプションには先ほどの女の子が居なくて、
無愛想なオジサン。
当然僕の顔をしらない訳だけど、
部屋番号を言うだけで(当たり前か...)すんなり鍵をくれた。

まずは洗濯。
昨日の教訓で、洗濯物は中々乾かないことを学んだ。
というのも、手洗いだと当然だけど脱水が出来ない。
いくらしぼっても脱水にはかなわないし、
あまりしぼりすぎるとなんとなく生地がのびそうな気もする。
と言う訳で、かなり水分を含んだ洗濯物を干すことになる。
早速夕べ乾かなかったものを干して、洗濯をして、シャワーを浴びる。

ここのバスルームはバスタブが無いタイプ。
70〜80cm四方の四角い狭いスペースでの中で、
立ったままシャワーを浴びなければならない。
イタリアはこういうタイプのバスルームが多いらしい。
まぁ、それはいいんだけど、
シャワーの水圧とそれに伴う風でカーテンがはためき、
トイレ側との仕切りの役目をほとんど果たしていない。
一瞬でトイレの床がビショビショになる。
後で床を雑巾(?)掛け。
なんだか毎日ホテルで床を拭いているなぁ...。

他にはあまり部屋に欠点は無い。TVの電源が入らなかったことを除けば。

さて。問題のインターネットの接続。
この部屋を借りるときに電話のコネクターは確認したけど、
もちろん、ネットにダイヤルアップで繋がるかどうかは試していない。
マシンをセッティングし、接続してみる....。
何も言わない....。
もう一度。
何も言わない....。
プリントアウトしてきた提携プロバイダの電話番号を変えてみる。
何も言わない....。
何が悪いのか解らないので、どうにもならない。
ネットが繋がらないので、当然日本のプロバイダのFAQページも、
問い合わせの電話番号も見れない。
まぁいいや。
(↑ちょっとイタリアンな僕(笑))
明日、また次のホテルでチャレンジしよう。

ということで、さっき買ったサラミを食べながら日記を書き始める。
このサラミがまた、パックしたものなのに結構美味い。
アッと言う間に食べてしまった。
やっぱり一本買っておけば良かったのか、
いや、むしろ買わなくて正解だったかも。
間違い無く全部喰ってる...。

ベッドに寝転がって日記を書いていたら、いつの間にか眠ってしまった。
ふと気がつくと、外はすっかり暗くなっていた。
眠いし遅いしで、そのまままた眠る。
ということで、イタリア初日は夕飯を喰えず終い.....。
いや、夕食はパックのサラミ。
3 Jun, 2005「再会」End.

なんだか長過ぎない?

ちょっと妙な形の木の並木道.....と、古めのトラム。しかしイタ車が少ないのは悲しい。

パリでは信じられないくらい狭い隙間があったが、ミラノでは隙間は無かった....。

前日のCity Hotelがダブルベッドだったので、凄く小さく感じるシングルベッド。

イタリアのホテルは、すべてビデがあった。
子供の頃、古い感じの洋風のホテルに泊まったとき、母親に「へんな便器がもうひとつあるよ?」と言って、困らせたのを覚えている...。

問題のシャワー(右奥のスペース)。緑色のカーテンが、シャワーの水圧と風圧でひらひらするので、洗面所の床は水浸し....。二夜連続の床掃拭き...。