8 Jun, 2005「イタリア出国」
■さよならイタリア。

携帯の目覚ましで目が覚める。
4時半。

そそくさと荷造り。
4時50分にレセプションということだったが、
5時になる。まぁ、イタリア時間ということで許して貰おう...。

セレプションの人はまた違う人。今度は男性。
タクシーの件はちゃんと聞いているとのこと。

支払いのとき、冷蔵庫の中で飲んだものを聞かれたので、
オレンジジュースとアクアと答えると、
「エイティ・スリー・ユーロ」と。
ジュースと水で18.30ユーロは高過ぎだなぁ〜などと思いつつ、
20ユーロ紙幣を出すと、
「83euro」と書かれたレシートを出す。
そうだった。部屋代の清算がまだだった...。
FAXで送ったクレジットカードNo.は、身分証明のためだっけ。
いくらホテルの冷蔵庫が高くても、ドリンク2つで18ユーロは無いな。
当然カードで払う。

フロントマンが交差点のところでタクシーを待つように教えてくれる。
Grazue!

明け方のベルガモ駅前の写真を撮っていると、
オペルのワゴンのタクシーが来る。

英語が解る運転手だけど、なんとなく話題が途切れ途切れになる。
相手の話す内容が解らず着いていけない。
「New Car ?」と聞いたら、買ってから6ヶ月ということが解り、
今朝は良い天気で風景が奇麗だね。と言ったら、
昨日も良かったけど、今朝は特別美しい....と。
ただ、今日の昼からは曇るらしい...ということは解った。
もっとも午後は、残念ながらもうイタリアには居ないんだけどね。

ボーベーの時より1時間以上も早く空港に居るのに、既に結構賑わっている。
さすがに二度目の空港なので、若干勝手知ったるという感じで安心。
Paris-Beauveisの掲示の前のチェックインカウンターに並ぶ。
今日こそなんとか窓際の席を勝ち取りたい。

チェックインを済ますと、
小さな売店でチョコクロワッサンとカプチーノを買って、
脇の小さなカウンターで朝食を済ます。
時々目が合う売店のそれほど若くないお姉さんが、
大雑把なサービスだけど愛想が良くて、なんとなく気持ちがよい。
これもイタリア風だよなぁ〜.....と。
食べ終わると早々に手荷物検査を済まして、搭乗待ち合い室に...。

ある瞬間、みんな急に並び始める。
特にカウンターが開いた風でも無かったし、
アナウンスが流れた気もしなかったけど...。
なんの合図もなく皆が同時には動くこともないだろうから、
きっとイタリア語のアナウンスが耳に入ってこなかったんだろう。
今日は是非窓際の席に座りたかったので急いで列に入る。
いや、列ではなく混沌とした人ごみの前の方に...。

搭乗口の受付が始まりしばらくすると、
どうもナンバー1〜80と言ってる気がする。
入ろうとして止められている人も居る。
自分のチケットを見ると125番だった。
まだ中に入れないらしい。
なんだよ。ボーベーではこの列の並び順がすべてだったのに....。
でも、タラップまでの送迎バスが出た後に一旦受付を止めて、
次のタイミングでほとんど先頭でバスに乗れる。
奥の座席には座らず入り口付近に陣取る。
バスから降りる順番が重要なので...。

やきもきして、それなりに頑張った甲斐もあって、
なんとか空いてた窓際をゲット。これでアルプス超えが見れるはず。

飛び立つ直前に、なにやら客室乗務員が慌てている感じに...。
全員のチケットをチェックすることになったらしい。
アナウンスの後、みんながゴソゴソチケットを出し始める。
それに習い僕もチケットを出し、まわって来た客室乗務員に見せる。
たぶん、チェックインからの報告数より、
実際に座っている人の数の方が多かったのではないだろうか?
二度程、客室乗務員が全員の数を数え直していたけど、
結局誰一人降ろされる人は居ず、そのまま離陸準備に。

行きにも久しぶりに生で見た訳だけど、
客室乗務員がライフジャケットの付け方のデモンストレーションを、
実際に目の前でやっているのが珍しいので写真に撮ろうと思ったら、
スッチーの一人と目が合ってしまい、指を差され目線で注意された。
両手を上げて、無言で「Sorry !」のポーズ。
デジカメで機内の写真を撮ったって、
飛行機の計器に影響が出るとはとても思えないけどなぁ。
携帯みたいに電波を出している訳でも無いし...。
電子機器の十把一絡....。

少しだけ定刻より遅れたけど、
ボーベー行きのRYANAIR機は無事ベルガモを離陸。
さようなら、イタリア。
必ずまた、そう遠く無い未来に戻ってくるよ......たぶん。
8 Jun, 2005「イタリア出国」End.

朝5時少し過ぎのベルガモの駅前ロータリー。
単なる田舎町と思って来たけど、考えてみれば空港はあるわ、ブランドモノの店も沢山あるわ、山の上にも下にも歴史のある街があるわで、相当立派な街。
というより、田舎とか都会とか、そういう尺度で測ることの方が馬鹿馬鹿しい。

ベルガモ駅を背にして、チッタ・アルタの方を撮る.....が、ブレブレ。
この写真を撮っていたら、向こうからオペルのタクシーがやって来た。

ベルガモ空港のRYANのカウンター。懐かし(!?)のパリス・ボーベーの文字がモニターに流れる。

朝食を買って食べた売店。極めて普通のスタンドだけど、本当にいろんなところでイタリアを感じた。
ちなみに、チョコクロワッサンが思ったより美味かった。

ボーベーとは違い少し広めの空港。まぁ本来、国際空港な訳だし、当然と言えば当然。

待ち合い室はテントの屋根でも無ければ、ベニアの上にじゅうたんを張った床でも無い。普通の空港。
写真真ん中のカウンターから搭乗したんだけど、ある瞬間、ドワッと人が集まった。しかも列は作らず無秩序....。全員イタリア人か?(笑)

機内から空港の外を。時間は6時半頃。これも撮っちゃダメなのかね..。

客室乗務員がライフジャケットを着けるデモをやる前の機内。この後のデモ中に、スッチーに目線で注意された...。

なんの変哲も無い搭乗券の半券。とは言え、航空券が無いので唯一の現物証拠。