9 Jun, 2005「イケア」
■デパート+DIY

携帯の目覚ましで、7時に目が覚める。
しばらくウダウダしてたので、
実際ベッド(寝袋)から出たのは7時半頃。

とりあえず部屋を片付け、部屋じゅうの写真を撮る。
この旅最後の宿をくまなく撮影。

8時頃、I君の部屋に電話をする約束をしていたが、
ちょっとだけ遠慮して8時半ころ電話してみる。
電話に出たWちゃんは、案の定、起きたばかりだと言っていた。
9時頃に隣のパン屋でパンを買ってきて朝食にすると言うので、
朝食をご馳走になることにする。

9時過に下に降りると、朝食のセッティングが整っていた。
クロワッサン2種類。
ノーマルのものと、チョコが入ったもの。
これがまた美味い。
そういえば今回の旅行では、街でパンを買って部屋で食べる
....ということをしなかったなぁ。
ミラノでスライスサラミは部屋で食べただけだ。
ソーセージやら生ハムやらチーズやら...、
きっとスーパーには安くて美味しい食材が沢山あったはずだ。
かなり勿体ないことをしたことに、このタイミングで気付いた...。

ベネツィアで買ったガラス製のキャンディーを、
何気にポケットから出してWちゃんにあげたら、
普通に本物のキャンディーだと思って受け取ってくれた。
ほんの一瞬だけ驚きを与える可愛らしい伝統土産。

Wちゃんからは、手造りの石けんを貰う。
お手製の石けんなんて初めて貰った。
シールのロゴもオリジナルの、可愛いラッピング・サービス込み。

今日はシャルル・ド・ゴール空港まで車で送ってくれると言う。
その前に、空港近くの「IKEA」という、
安い家具を扱う巨大な店に寄りたいけど、いい?...と。
リビングに置くのに丁度良いというテーブルを見つけたので、
それを買って帰るとのこと。
普段は車が無いので、丁度良い機会という訳だ。
僕もそういう店を見るのは好きだし、送ってくれるし(笑)、勿論OK。

高速道路は予想外に空いていて、予定より早くIKEAに着いた。
今日も空が広い。
特にここは郊外なので高い建物が無く、余計にそう思う。
最終日も、凄く良い天気。
周辺には日本企業の工場なんかもある、開けた土地。
もっともフランスは、都市部を少し離れれば土地は余ってるのかな...。

店舗に入ると、まず2階から見るんだけど、デパートの様な展示スペース、
1階がD.I.Yストアやディスカウントショップの様な商品ストックスペース。
2階を見て気に入った商品を、1階で手に取りレジに持って行く流れ。
小物も沢山売っている。そして大抵の家具は組み立て式。
キッチンの蛇口なんかも売ってたりする。
とにかく、おおよそ家の中にあるものはすべて扱っている感じ。
その、売り場面積の広さに圧倒されるとともに、
値段の安さと、デザインの良さにも驚かさせる。
安さはドンキホーテ、お洒落度はMUJIとフランフランの間...という感じ。
ちなみに日本のMUJI(「無印良品」と漢字のままだったかも?)は、
パリでも結構人気らしい。
IKEAは、'06年には日本にもOPENの予定....のはず。
(サイトを見ると、船橋の元ザウスの土地を購入....とあった)
さて、日本ではどうなるか。
こちらと同じ価格設定であれば、かなり競争力があると思う。

おみやげ用に、42個入りのイチゴの香りのアロマ・キャンドルと、
自宅用にニンニクをすり降ろす道具を、デザインが良かったので購入。
両方で8ユーロ弱。安っ!
I夫妻が購入したデスクは、とてもその価格には見えない99ユーロ。
ついでに揚げ物用のネットの着いた中華鍋も買っていた。

カゴを押して1階の端にある広いレジにたどり着く。
そしてお金を払い、レジを抜けると、
恰幅の良い黒人の警備員(?)がこちらに寄ってくる。
何をやらかしたI君!?
I君とその黒人が何を話しているのかさっぱり解らないけど、
とりあえず黙って様子を見ていた。
なんだかI君は、中華鍋について説明をしているようだったけど...。
中華鍋を買うと警備員が警戒するのか? んなバカな。
横でWちゃんが「世間話だよ...」と小声で教えてくれたけど、え?何の?
程無くその黒人の警備員は笑顔で去って行く。
なんだったのだろうと聞いてみると、
どうもその黒人も、その中華鍋を奥さんに買ったのだが、
どうやって使って良いかが解らず(じゃ、なんで買った?)、
同じ鍋を買ったI君を発見して、使い方を聞いてきたのだった(笑)
きっと、レジから出て来る客の買った商品を、
目を皿のようにしてチェックしてしていたに違いない。
....って、おい (^^;
なんだか最後の最後まで欧州のおおらかさには驚かされる...(笑)

一カ所道を間違えつつ、無事、空港ターミナルまで送ってもらう。
今度は年末に日本で会うことを約束し、車を降りたところで別れる。
本当にいろいろありがとう。
いろいろ楽しかったし、とても助かりました。
パリにもきっとまた来ます。

たぶんキャセイのカウンターは降りたターミナルと同じ場所だろうと、
懐かしのCDG2のロビーを歩き始めた。
なんだか来仏初日に戻った感じ.....だけど、気持ちは寂しい。
9 Jun, 2005「イケア」End.














ベッドの底板が割れて外れていたので(ちょっと見える)、床にマットを敷いてその上で寝袋に包まり。
奥のサイドボードみたいなのは、簡易キッチン。

入り口側。ちゃんとTVがある....が、写ったかどうかは知らない。右のロッカーを開けたら寝袋が入ってた。

デスクとお洒落な間接照明装備。空のボトルは夕べ飲んだ「水」。勿論ガス入り。
他はサングラスと携帯電話。デスク右横のオレンジのリュックと合わせて、今回の旅の携帯品のすべて。

バスルーム。今回3部屋目のバスタブ付き。まぁ、お湯は張らないんだけど。外の光が入って明るい。

窓の外はパリの街。
当たり前だ...。

今日も青空。今回は全日晴男ぶりを遺憾なく発揮。

中途半端な画角で解り難いけど、「IKEA」はこんな感じの郊外型店舗。

二階のショースペースを撮るの忘れた...。一階に降りると、前半は雑貨・小物系が陳列されている。

一階奥はこんな倉庫のような感じで、組み立て家具等の大物が在庫されている。

最後に商品を持ってレジに。この先で屈強なガードマンの尋問が...(笑)