5 Jun, 2005「ポンテ・ヴェッキオ」
■MOTO GPのニュースは?

レストランテを出て、ポンテ・ヴェッキオの方に向かう。
毎度のごとくお腹いっぱいで、別腹が存在するとは思えなかったが、
おじさんが買っているのを見て影響され、道ばたでジェラートを買う。
バニラの一段だけなのに、やはりデカい。
歩いて食べてるとだんだん溶けてきて、バニラがポタポタと...。

フィレンツェと言えば「メディチ家」。
メディチ家と言えば「ポンテ(橋)・ヴェッキオ」。
まさか数ヶ月後にイタリアに来るとは思ってなかった数ヶ月前に、
日本のTV番組で得た情報。
ちなみに、フィレンツェに行くと決めてガイドブックを見るまで、
「ポンテ・ヴェッキオ橋」と思ってた。
「チゲ鍋」と同じ間違いだ(「チゲ=鍋」)。
奇麗にライトアップされたポンテ・ヴェッキオ。
昼間はジュエリー店が両サイドに開いているはずの橋の上は、
当然すべて閉まっていて、
代わりに2人組のイタリア版「ゆず(って程若くは無い)」が、
路上ライブをやっていた。
フィレンツェの金細工は加工技術が優れていることで有名らしい。
橋の両サイドに店が並んでいるというのも凄いなぁ〜と思ったけど、
後で調べてみると、元々ヨーロッバでは、
橋にの上に建物があることの方が普通だったらしい。

夜のポンテ・ヴェッキオの写真を撮ろうと、
川岸を橋から離れる方向に歩いて行く。
一本となりにあるポンテ・サンタ・トリニタまで来る。
この橋の上からポンテ・ヴェッキオの写真を撮ろうと渡り始め、
手ブレしないように橋の欄干にカメラを置いて写真を撮ろうとすると、
欄干の外側の橋桁の上で、カップルがなにやら横になって始めてる...。
普通に橋を渡っていると欄干で見えない位置なんだけど、
ちょっと橋の縁を歩くと丸見え。
まぁ、単に抱き合って熱烈にキスしてただけの様だけど、
ちょっとこっちが焦った....。
フィレンツェの夜は熱いなぁ...。

ホテルに戻る前に、もう一度露店で水を買うことにする。
今度はガス入りを選ぶ。
たまたまその露店の人(と友人らしき人)がメロンを食べていて、
そのうちの一切れを「Prego !」と差し出してくれる。
「Grazie !」と一口頂いた。
オレンジ色の実の夕張メロンみたいなヤツだ。
冷えていて美味しい。

宿に戻り、イタリアに来て初めてTVを見る。
毎晩、泊るホテル泊るホテル、テレビが付かないなぁ〜と思っていたけど、
もしかしたら、僕がリモコンの使い方を間違っていただけかもしれない。
リモコンの赤い電源ボタンらしきものを押しても、
昨日までのホテルと同じようにTVは付かなかったのだが、
「もしや?」とチャンネルのボタンを押したら、呆気なく付いた。
こちらのTVのリモコンは、どれもこういう仕組みなのかもしれない。
そう言えば、ウチのTVも電源ボタンを押さなくても、
チャンネルボタンを押すだけでTVが付いた様な....。

MOTO GPの情報を知りたくて、ひとしきりチャンネルをまわしてみたが、
ひとつだけやってたMOTO GP関連番組は、一向にレースのVTRが流れない。
いや、レースどころか、ライダーのインタビューやパドックの映像等、
とにかく関連映像が一切流れない。何か版権の関係でもあるんだろうか?
きっとイタリアでは有名なレース関係者なんであろう数人が、
ひたすらずっとしゃべりまくっている。
レーサーの名前(だけはイタリア語でも解る)が頻繁に出て来るので、
彼等について話しているのは間違い無いのだけど...。
たまにチャンネルを変えてみるが、
ニュース番組なんかでもレースの結果は流れ無い。
たぶん、その時間帯は終わってしまったんだろう。
もう午前0時を過ぎている。

いい加減、知らんヤツのまったく解らないイタリア語のトークばかり続く、
GP番組と言えないような番組も飽きてしまったので、
適当な映画チャンネルにしたまま、iBookの電源を入れる。
そして毎度のごとくあまり日記は進まず、眠ってしまう。
僕は覚えて無いないんだけど、どうやらTVは消したらしい....。

全日程の半分終了。
5 Jun, 2005「ポンテ・ヴェッキオ」End.

共和国広場からポンテ・ヴェッキオまでの道。この先でジェラートの餌食に...。

ポンテ・ヴェッキオの上。両サイドの木の蓋がしまっていところが、すべてジュエリーショップ。正面の白い壁の2階部分が、“メディチ家”専用の『廊下』。この写真、橋の上に見えますか?

ライブを演る人と見る人を撮ろうと思ったけど、暗いのでシャッター速度が遅く、動いている人はみんな消えてしまった(笑)

サンタ・トリニタ橋から見たヴェッキオ橋。メディチ家の人が、左に見える塔(ヴェッキオ宮殿)に『通勤』するために、川を渡る廊下(ポンテ・ヴェッキオ)が作られたらしい。