8 Jun, 2005「ポンピドゥー・センター」
■ギャラガ。

車で出掛ける前に、I君の住む通りからすぐのところにある、
リュクサンブール公園を少し散歩することにする。
天気が良く、風景が眩しい。
すごく広い公園。パリで最大、パリ市民の憩いの場...だそうだ。
元々はリュクサンブール宮殿の前庭として17世紀に作られたらしい。
宮殿の一部は美術館となっている(from ガイドブック)。

日本の「公園」と呼ばれるものにはまず無く、
ヨーロッパの「公園」というとイメージしてしまうモノがここにはある。
「メリーゴーランド」だ。
これは夜見た方が綺麗かもしれない。

テニスコートでは子供達のテニススクールが開かれていた。
なんだか楽しそうだ。スポコン的なノリは皆無。
テニスかぁ〜。10年以上はやって無いなぁ...。
今なら間違い無く、息が切れて走れないだろうなぁ.....。

公園内のあちこちで、日光浴をしている人たちが多い。
天気が良いと、こちらの人はすぐに日にあたりに外に出るそうだ。

...って、今日は木曜日だよなぁ。
ここでこの時間にひなたぼっこをしている人達は、何する人?

リュクサンブール公園にあった「自由の女神」。かなりコンパクト。

ロバとか居たり...。妙に大人びた顔の子供の視線は遠くを見つめる。エキゾチック...。

超巨大なChupa Chaups(日本にもある、あのアメです)のガチャガチャ。

メリーゴーランド。きっと夜見ると綺麗なんだと思う...って程、電飾無いかな。

公園の売店も、どこかテーマパーク的(...って、こっちが本物か)。

のんびりした雰囲気で教える方も教わる方も楽しそうなテニス教室。

レンタカーは普通に路駐していた。
ただしチケットを買わないとやはり駐禁になるらしい。
新しいベンツだった。
「ブルジョアだねぇ〜(笑)」と言うと、
AT車のレンタカーがこれしか無かったということらしい。
こちらは(たぶんイタリアも)大抵の小型車はマニュアル車。
オートマなんて余計なものは要らないと考えているのか、
マニュアルが楽しいと思っているのか...。
いや、気持ちは解りますよ。
でも日本じゃ考えられない....。
そんな事情からか、フラ車やイタ車の小型車には、
セミ・オートマ的な、クラッチレスのマニュアル車という車種もある。

とりあえず、ポンピドゥーセンターに連れて行って貰う。
セーヌ川をシテ島を通って渡り、
ポンピドゥーの側の地下駐車場に停める。

走っている最中もそうだったけど、
Wちゃんはいろいろな車を見つけては興味津々。
名前はよく知らないけど車は好きだと言っていた。
ちょと意外。
いわゆる車好きとはちょっと違うんだろうけど...。
丸い車より角張っている車が好きらしい。
駐車場でも、側に停まっていた古い型のジープに興味を示していた...。
ティン・トイを見るような感覚か?
そんなWちゃんには、是非、2CVに乗ってもらいたい。
フランスが誇る、大昔の国民車。
イギリスのミニ。イタリアのチンクェチェント。
そしてフランスのドゥー・シ−・ボー。
あっ、でも、角張っているのが好きなら、やっぱりパンダか。
勿論、初代。
イタ車だけど。似合いそうだ...。

地上に出て、ポンピドゥーの表に降りるエレベータの前に来ると、
黒人の係員が、このエレベータは壊れているので他にまわってくれ...と。

裏側の入り口に行くと、なんだかエラく並んでいる。
やはり表側にまわってみようか?ということで、列から離れる。

ポンピドゥーの建物の壁の地面から3mくらいの位置に、
大昔のTVゲーム、ギャラガの宇宙人の絵がタイルで貼ってある。
少し前にパリの街中でこのキャラクターが貼付けられ、
ちょっと話題になっていたそうだ。
個人的には、こういうおふざけ的なノリは好きだ。
勿論意味は解らない(笑)

ポンピドゥーの前の広場では、
なにやら大道芸人(?)が何かやっている。
明らかに間が悪く、しゃべってばかりいるが中々進まない。
座って見ている人の中から、
子供の女の子や若い男女を数人連れ出して何かを頼んでいるが、
どうも何をしようとしているかよく解らない。
結局、段ボールの中に子供2人を入れ、
それを串刺しにし、また子供を出す.....という出し物(?)
終わるまで遠くから眺めていたけど、なんだかなぁ〜。
でも、女の子2人の最後の挨拶は可愛かった。
人前で長い時間を掛け、さして面白く無いオチの「大道芸」を見せた彼。
勇気を褒め讃えよう...。

ポンピドゥーの横には、ピカソ他、いろんなアーティストが作ったという、
ちょっと前衛的な形のオブジェの噴水がある広場が。
...っと、壊れて水が出てないものもいくつか...。
折角巨匠が作ったんだから、もう少しメンテナンスしようよ...。

噴水の周りを自転車で走り回っている男の子が可愛い。
走る目は真剣そのもの。
将来はツール・ド・フランスのレーサーか?

大道芸をしばらく見てて疲れてしまったし、
凄く見たいものがあった訳でも無かったので、
ポンピドゥーセンターの中に入るのは止めて、
噴水横のカフェでお茶を飲むことにする。
初日のような暑さは無く、天気が良くて気持ちがいい。
毎日こんな日が続けば......きっと毒気の無い、やさしい人間になれるな。

地下駐車場に戻ろうとすると、
駐車場のエレベータの入り口のドアが、カードキー式になっている。
カードって貰ったっけ?
たまたま入ろうとしてきた人が来たので、便乗して入れてもらう。
ウロウロせずに済んだ。
しかも先に僕等をエレベータに乗せてくれたので、その人が入れなくなった。
いいよ。次を待つから....というそぶり。
メルシー。

この後、凱旋門の西側の道に並ぶ、
バイクショップ街に連れていってくれることになってる。
8 Jun, 2005「ポンピドゥー・センター」End.

I君のアパートのすぐ側のパン屋(だっけ?)さん。美味しそうなショーウインドウの中は、反射で撮れなかった。

公園のカップル(笑)
よく見ると、まわりは上半身ハダカの人がチラホラ...。

公園の中心の広場をバックに....すみません、バカで。

ポンピドゥー・センターの正面のエスカレータ側。建築現場の足場の様なデザインの建物。勿論もっと綺麗。

工場のプラントのようでもある。

謎のタイル貼りのギャラガ。地上から3mくらいのかなり高い位置に貼ってある。

なんだ?あの金の杯は?
ポンピドゥーの表側。

ポンピドゥーの前の広場。ここでパフォーマンスをやっていた(箱が置いてある)。

真ん中の白シャツ/サスペンダーの黒人がパフォーマー。棒を縦に持って立たされているのが、気の毒な観客達。

大道芸観覧中の二人....を撮ろうと思ったら、しっかりカメラ目線(笑)

左側のオブジェが、ピカソ作........たぶん、きっと。

正面から見るとこんな感じ。....ホントにピカソか?

目がマジ。彼はひたすら広場を走りまくっていた。きっと良いレーサーになるだろう。

ビールを持って嬉しそう。いい笑顔。後ろのハゲが邪魔だけど。

強引なフレームインで乾杯!何故ビールでは無いかと言うと、あまり寝てないので、アルコールに弱い僕は確実に落ちるから。

という訳で、カプチーノで乾杯!